2006年04月21日
さてさて、孫が帰ると寂しそうなじいさん、ばあさんなど全く気にする様子もなく、上海での空港同様、
「早く新幹線乗ろうよー」と我が息子。
さっきまでは、おじいちゃんとおばあちゃんとバイバイするの嫌と言っていたはずなのに・・・?
やっぱり乗り物好きの息子は、大はじゃぎで田舎を後にし、新幹線に乗り込みました。
新幹線は、乗車率30%くらい。
混んでないのがいいのだが、その分静かで、いつものように
大きい声で喋る息子の声は、車内に響きわたる。
「もっと小さい声でお話して」と度々お願いをする私。
かなーーりうるさい上海の地下鉄に慣れてる息子は、
「ここは静かにする所なの〜?」 なんて聞いてくる。
「そうなんだよ〜。日本ではね〜、お外では静かにするんだよー」
なんて、3歳児が納得のいかないようなことを言ってみたが、息子はただ、「ふ〜ん」。
が、1分後にはまた大きな声で喋り出す。
ちょうどお昼寝の時間だし、寝てくれ!と何度もお願いするが、「眠くないもーーん」と一言。
結局東京到着10分前に眠りについてしまい、せっかく寝たのに
仕方なく起こして、乗り換える山手線へ。
また違う電車に乗れる!と息子はまたちょっと興奮気味。
いざ乗ったものの、人がいっぱい。
もちろん座る場所もなし。
荷物も持って、小さな子を連れてるけれど、誰一人「どうぞ」なんて言ってくれない。
それどころか、こちらの状況に気がついても、全然何も感じていない様子。
「はぁ〜、日本はこうか〜」と心の中でため息。
中国人のマナーの悪さにはもう慣れた。
そして、そういうのを見る度に、「日本じゃありえないぞ、そんなことー」と思ったりして、
勝手に日本を“美化”していた。
でも、「ありえる」ということがここ数回の帰国でよーくわかった。
席を譲らない、子供の前でもタバコを吸う、接客態度が悪い、忘れ物は戻ってこない・・・。
結局上海と変わらない・・・と思うと、何だかひどくがっかりしてしまう。
そんなこんなで、電車に乗っても座れず、「静かにしろ」とママに何度も言われ、
少しずつ息子のストレスは溜まって行く。
とうとう、「お家に帰ろう」と言い出した。
「パパ待ってるからねー、お家に帰ろう・・・」と、ついにはパパまで恋しくなったようす。
狭いホテルで、遊べる公園らしきものも見つからず、息子はただただ
上海の自分の家で、パパとプロレスごっこをしたいなーなどと考えていたんじゃないのかと思う。
「もうすぐ帰るからねー」と2日間の間に何回言ったことか。
すっかり上海っ子になってしまった息子は、静かな乗り物、狭い歩道、狭い室内、などなど、
あらゆる場面に対応できなくなってしまったと実感。
いずれ戻ってくる場所なのに・・・、と少し心配になったママでした。
さて、最後の夜は息子と二人で“コージーコーナー”のレストランで豪勢に(?)夕食をとり、
明日のフライトのためにホテルに戻って就寝。
いつも貴重品管理などを夫に任せている私は、何だか落ち着かず寝付けない。
しかも、朝も大体夫が先に起きて、私を起こしてくれることが多いので、それも心配。
益々寝付けなくなった私は、小さい音で深夜のお笑い番組を見てから、何とか就寝。
さあ、上海に戻る朝が来ました。
起こした時はすごく眠そうだったのに、「パパの所に帰るよ」と言ったら、急にハイテンションになって
「早く行こう!」なんていいながら、出発準備(の邪魔?)をする息子。
よっぽど待ち遠しいらしく、成田に着くまでの間も全く寝る様子もなし。
空港について、少しお土産を買って、すぐに中に入った。
中のプレイルームで息子を遊ばせて、機嫌よくさせてから飛行機に乗り込もうと言う作戦。
息子は30分ほど楽しく遊び、さあ、登場ゲートへ出発。
と思ったけれど、近くに本屋さんがあったので、ちょっと本を買おうと立ち寄ることにした。
すると、そのちょっと手前のテレビでアトムをやっていたのを、目ざとく息子が発見。
「ボク、アトム見たい」 と言うので、すぐそこだし大丈夫だろうと高をくくり、
「ママあそこのお絵本のところにいるからね。見終わったら来てね」 と言って、息子を1人
テレビの前において本屋へ。
中国なら人攫いが恐いので絶対に1人にはしないけれど、日本ということもあって油断したダメママ。
5分ほどしてから本屋を出てきた私は、まだ見てんのか〜?とのん気なことを思いながらテレビのところへ。
Oh! No!
い、いない。息子がいない・・・。
あわてて息子を探す私。
かなーーーーり焦った顔をしていたと思う。
何せ初めての「迷子」。
「うへーーー、どうしよーーーー」と思いながら早足で近くを探すもいない。
すると、掃除のおばさんが、「お子さんですか?今あっちで係りの人とお話してますよ」と教えてくれた。
あ!いた。
インフォメーションのお姉さんに何か聞かれている息子を発見!
泣いてる様子はなく、心配そうな顔でお姉さんの話を聞いている。
「すいませーーん。うちの子です」と言いながら駆け寄ると、息子も私に気がつき、
私の足にしがみついて「ワーーーーン」と泣いた。
「ごめんねーー」しかいいようがない。
初めての「迷子」体験。
いやはや、反省、反省。
すっかり気落ちした息子は、何も喋ることなく、ゲートまで歩く。
が、飛行機に乗り込むのがわかった瞬間、またいつもの息子に。
「ママー、お絵本のところ行かないでよーーー!」といつものおふざけな感じに言う息子。
やっと私も、「ごめんねー。ママあそこにいるよって言ったの忘れちゃった?」など息子に話せた。
でも、密かに私の心拍数は上がり続けたままだった・・・。
そんなこんなの珍道中も、ようやく終わりを迎えることになりました。
上海に着き、遠くにいるパパを見つけると、「パパーーーーーーー」と大声で呼ぶ息子。
2週間ぶりの再会で、安心した笑顔を見せた息子を見て、
「あー、無事に帰ってこれた〜。」とただただホッとした私でした。
教訓! 「公共の場所で3歳児を1人ぼっちにしてはいけない。」
あたりまえだっつーの!!